武蔵野

武蔵野と題された襖絵は一面の芒野(すすきの)だ。
昔、武蔵野は芒の穂で覆われていたのだろうか?
秋風が吹き始めると散歩する道沿いに芒の穂が姿を見せる。
風に大きく揺れ横倒しになりながら、たおやかに生きている。
「そうそう」と相づちを打ち右に振れ左に振れながら、自分の考えを確かめ確かめ歩んでいく日本人と重なってくる。