秘密だけど大阪出身。大学時代より東京で25年暮らす(うち2年フランス滞在)最後の3年間を京都と東京でおよそ1週間おきに半々すごし、ついには京都に魂を奪われ2006年末に京都に移住。現在京都の、主に食関係をテーマとして仕事をするフランスかぶれの京都偏愛フリーエディター&ライター。離れるなり恋しくなり東京にも時々行っています。
関谷江里オフィシャルホームページ
>>『関谷江里の京都暮らし』

1冊まるごと、1人で撮って、食べて、書いたガイドブック。コンパクトな1冊に、詰めに詰められた275軒の情報。すべての店の創業/開店年月がわかっちゃうのです。観光の方にも、京都の方にもおすすめの1冊!
>>販売ページ(SOU・SOU netshop)


2011-12秋冬コレクション予約販売ページへ 自転車で行けるお店3+6軒 冨美家

営業時間:11:00~16:30 LO
定休日:年末年始以外無休  電話:075-222-0006
住所:京都市中京区堺町通錦小路上ル東側
URL:http://www.kyoto-fumiya.co.jp/index.php


錦市場の食堂風情、老若男女に愛されてきたお店が移転オープン。インテリアもシックになった。通年で人気の「冨美家なべ」600円の懐かしいおいしさとお値段はそのまま。良心そのものの鍋焼きうどんが熱々煮えたてで運ばれる。移転後パフェなど新しい甘味も登場。


写真の冨美家鍋600円は定番人気のベストセラー。大きな海老天や椎茸を甘く炊いたのやお餅が入っている。卵をくずしからめつついただく。やわやわのうどん、少し甘いおだし、優しくて一度食べたら忘れられない味。他にうどんメニュー多数。冬はおじやうどん、夏は冷やし中華もおすすめ。昨年デビュー、大ヒットとなったバウムクーヘン「ふうばうむ」も店内で食べられる。ふうばうむ入りの冨美家パフェなどもある。(関谷江里)



スタッフ森本と荒武は定番人気の「冨美家なべ」をオーダー
モンドセレクション&iTQiでダブル受賞のバウムクーヘン
錦通りには2011年にリニューアルオープンしたお持ち帰り専門店『FUMIYA』もあり

SOU・SOUから錦市場を抜けてすぐ

華祥

営業時間:11:00~14:00/17:30~21:30 LO(22:00閉店)
定休日:水曜  電話:075-723-5185
住所:京都市左京区東大路通御蔭上ル東側(田中里ノ内町41-1)
URL:http://kasyou.jp/


百万遍の雑居ビルから、2010年夏に移転。晴れて料理屋さんらしい店となり本当によかった。値段は変わらずごく庶民的ながら、厚生労働大臣賞や京都府知事賞(現代の名工)を受けた名シェフ、田口茂雄さんの技が光る。料理も麺類もご飯ものも、一流のおいしさ。


お昼のセットメニュー650円~、ご飯や麺類など単品料理も注文可能。夜は1品1皿400円~ ひとりおよそ2500円~。鶏スープが澄んだきれいな味の鶏ネギ中華そば650円は必食。卵白あんかけ炒飯、スープでは酸辣湯(サンラータン)もぜひ。蒸し鶏や水餃子も。ふかひれの姿煮5000円のような料理もあり。(関谷江里)



どの皿も格別に美味
この日は奮発してタラバ蟹と春雨の特製ソース煮(1800円)をオーダー。
厚生労働大臣賞や京都府知事賞の表彰状


(上)水餃子(400円)
(下)卵白あんかけ炒飯(950円)

華祥

営業時間:9:00~20:00
定休日:火曜  電話:075-212-7735
住所:京都市中京区衣棚通御池上ル西側(下妙覚寺町186)
URL:http://www.le-petitmec.co.jp/


今出川通に赤い本店、そしてこちら中心部に「黒メック」。 シックな店内にはおびただしい種類のパン。香ばしいバゲットに、色とりどりの食パン、羊肉やローストビーフのフレンチテイストサンドイッチに濃厚ショコラコルネにタルトと、数百円で充実のフランス気分を満喫できる。


ケースに、棚に、テーブルに、選びきれないほどのパンや焼き菓子が並ぶパン天国。クロワッサン160円、コルネ210円、タルト315円、サンドイッチはプチサンド189円~、チャバッタサンド367円~。飲み物200円~。バゲットも食パンもタルトも、店主西山逸成さんの思いと技術が詰まって、圧倒的に美味でセンスがいい。新商品もどんどん出る。(関谷江里)



店内には色々な種類のパンがずらり
店内は黒色で統一
フレンチテイストのサンドイッチ 焼き菓子も豊富

営業時間:11:00~18:30最終入店
定休日:日曜夜 月曜終日(祝日営業)
電話:075-212-7787
住所:京都市中京区丸太町通麩屋町西入ル南側(昆布屋町398)
>>ホームページ


自家製粉・手打ちそばのお店。丸太町通に面しており、2階のカウンターからは目の前に京都御苑の緑が望める。メニューはシンプル。まずは冷たい2種類、するりと優美な二八のざるそばと、ぐいと噛みしめれば香りとうまさが広がる、太い田舎そばを味わってみて。

長野県出身のご主人百瀬洋貴さんがそばを打ち調理、マダムの百合香さんがサーヴィスをする小ぢんまりと落ち着くお店。お昼はセットがあり、そばに+200円で一品、色ごはん、塩昆布が付く。夜は焼きみそ、板わさ、鴨ロースなど単品もある。写真は田舎そば750円。(関谷江里)

営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜
電話:075-212-8883
住所:京都市中京区姉小路通麩屋町東入ル北側


名旅館「俵屋」による、わずか13席のプライベート感あふれるサロン。調度品も上質ならいただけるものも最高で、定番の俵屋特製わらび餅やムース・ショコラは陶酔のおいしさ。 季節の果物を使った期間限定のデセールもとてもオリジナルで、こちらも見逃せない。

コーヒー、紅茶1200円、デザートと飲み物で2200円。わらび餅2000円(ほうじ茶か煎茶付)、2200円(抹茶付)。写真は1月2月頃限定の季節もの、温かいりんごのタルト アールグレイのフラン添え。(関谷江里)

営業時間:11:30~14:00 LO
18:30~21:30 LO  
定休日:木曜
電話:075-221-5220
住所:京都市中京区二条通寺町東入ル北側 >>ホームページ


寺町二条にフランス風情たっぷりのお店。飾らぬビストロ料理や家庭料理を量もたっぷり安価に提供、フランス人客も多い。簡単なデジュネならまずフランスの国民食ステック・フリットを。アラカルト料理は昼夜注文可能で、ワインと共に、昼からがっつりも可能。

昼夜共にコース2500円、昼はデジュネ980円、1200円あり。冬のオニオングラタンスープ、カスレなど煮込み物は必食。写真は主菜より豚耳のパン粉焼き。ブイヨンで煮た豚の耳肉をソテしてから、パン粉をつけてパリパリに焼いたもの。塩気が絶妙に効いてワインを誘う。(関谷江里)

営業時間:11:30~18:00 LO
※販売は10:30~19:30
電話:075-223-3600
住所:京都市中京区堺町通御池下ル東側
>>ホームページ


「室町和久傳」の2階にある「紫野和久傳」の茶菓席。上趣味でゆったりと落ち着ける空間がすてき。冬のれんこん饅頭、夏の氷、通年おぜんざいなど、格別よい素材・作りたてで供されるお菓子は、料理屋さんならではのもの。飯蒸しや鯛味噌茶漬など軽食もあり。

写真は春の桜蒸し(抹茶付)1050円。かぶら蒸しのイメージで作られた春の甘味。葛のとろみが優しい。中にうぐいすあん。他にできたてほんわらび餅(抹茶付)など。冬には熱い葛の甘味やれんこんを使ったお饅頭、夏にはほうじ茶金時のソルベなど季節ごとの甘味も用意される。(関谷江里)

営業時間:17:30~23:00 LO
定休日:木曜、第3水曜
電話:075-771-3833
住所:京都市左京区聖護院山王町25-11(東大路丸太町の交差点東南角を東へ2筋目下ル西側)


昼のランチも大変人気だが、夜の料理の独自の斬新さがこの店の身上。ごく庶民的な風情でありながら、黒板のラインナップの料理がひどくクリエイティヴだったり意表を突かれたりする。けれど普通の炒飯や麺類なども非常に美味で、しみじみ満足な食事ができる。

昼ランチセット6種のみ750円~。夜一品料理750円~。コースは2名以上で前日までに要予約。写真は夜のコース料理より、海鮮料理。一品注文だと1400円。どこかフレンチのような風情も漂わせた料理。普通の蒸し鶏や焼きそばなども格別のおいしさで、夜複数人で訪れることをおすすめ。(関谷江里)

営業時間:8:00~19:00 LO
日祝18:00 LO/定休日:月曜 祝日営業
電話:075-706-8809
住所:京都市左京区下鴨芝本町49-24(下鴨本通北大路2筋下ル西側)
>>ホームページ


住宅地・下鴨本通にある気持ちのいい自家焙煎のカフェ。生豆を一粒ずつ検分して不良豆や不純物を除去後に焙煎、安心して飲むことができる。定番ヴェルディブレンドは少し深煎りで、こくがあっていい香り。するする飲めて余韻も爽やか。珈琲豆は28種類ほど揃う。

写真は、まずはこれからおすすめしたいメインブレンドのヴェルディブレンド450円。カウンター前には整然と豆の瓶が並び、浅煎り~深煎りの順になっている。珈琲豆の販売・発送もしている。煎りたて、新鮮な豆から淹れるカフェが実に爽やかで風味豊かなことをここで知った人も多い(関谷江里)



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