明治21年創業 武鑓織布 <備前織>について
備前(旧国名で現在の岡山県倉敷市)壱號・参號とは武鑓織布オリジナルの生地名です。
これらの生地はヨーロッパの繊維業界でも定評が有った40年以上前の力(リキ)織機ベルギー産ピカノール、そして国産豊田式織機で織られています。
特に備前壱號については昭和30年中頃までは主に学生服等に使用されていました。丈夫で着やすいと評判になり、なんとそのシェアは95%までにのぼりました。
備前地区の皆が英知を集結して作り上げた“備前織”は日本はもとより外国でも高い評価を受けました。
最近の緯糸を並べているだけの高速織機とは違い備前織は撚りと職人の心が入った織物です。高い品質と唯一無二の織物として自負しています。
末長くご愛用頂ければ幸いです。
武鑓織布 石川邦夫