SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“扇子とは?/溝川 祐美”
先行予約受付中の「盛夏のよそおい」ご覧いただけましたでしょうか?
今回のロケ地としてお邪魔したのは『白竹堂 京都本店』
扇子は京都から生まれました。そして、その京都で300年以上もの歴史を持つ京扇子の老舗です。
「扇子」とは?
平安時代初期に記録用の「木簡」を束ねたのが扇子の始まりとされています。
文字を書いた木が手紙となりそれを束ねていたものが徐々に変化し。。不思議な始まりだなぁと思います。
「京扇子」とは?
扇面・扇骨・仕上げ加工すべて京都・滋賀を中心とした国内で生産した扇子の事を言います。この名称は京都扇子団扇商工協同組合だけができるもの。
扇子ができ上がるまでには、骨作りから地紙づくり、絵付け、組み立てなど約88の工程があると言われ、そのほとんどが手仕事で熟練を要します。
「分業」で作られ、最後に上の扇骨と折加工された地紙を京都の職人さんが1本ずつ丁寧に仕上げています。
この「分業」というのも素敵な日本の職人文化。
みんなで少しずつ作り上げるということはとても日本らしい文化ではないかと思います。
「SOU・SOU×白竹堂 京扇子」とは?
親骨はお寺さんで使われる「御夏扇(おなつせん)」と呼ばれるものを元として 【SOU・SOU×白竹堂】オリジナル型で制作いたしました。
一般的に扇子の骨の本数は25~35間(けん)程度だそう。
それに対してSOU・SOUの京扇子はは15間(けん)と少なめ。骨の数が25枚以上のものにくらべるとコンパクトな印象です。
比べてみると骨の間には隙間があり、その分骨に厚みがあってしっかりとした素材感。
紙素材の扇面は一枚ずつの折の巾も広く、また異なる風が感じられます。
改めて向き合うととても魅力的で小さいながらに職人技がつまっている伝統工芸品「京扇子」
皆様この機会にぜひご覧くださいませ。

2 件のコメント
色々知ったら欲しく成り、盛夏のよそおい、覗きに行ったらSO-SU-Uつくもは売り切れ。
華やかな金襴緞子、SO-SU-U濡羽色、どちらにしましょうか?
Y様
日記をご覧いただき誠にありがとうございます!
個人的なおすすめは金襴緞子ですが、もちろんどちらもSOU・SOUを代表するテキスタイルです。
暑い季節を少しでも涼しげに過ごせる、そんなお供になれば幸いです!