SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“三和土”
「三和土」と書いて「たたき」と読みます。
先日、奈良の唐招提寺で金堂の三和土を作る作業に参加して来ました。
写真は土を叩く時に使う道具の一つ。
職人さんと素人、合わせて70人はいたでしょうか。
皆で木の棒を持って3時間以上、ひたすらトントン叩いて固めていきます。
ちなみに「三和土」という字は土・石灰・苦汁(にがり)の
三種を合わせて作るところからきています。
上手く固まると、叩く音がカンカンと金属的な音に変化してくるのですが、
途中、集中力が落ちると叩いた跡がガタガタになったり、
心の乱れが如実に現れる作業でした。
最後に職人さんがならした三和土は、なんとも言えない美しさがあり、
思わず見とれてしまいました。
これで100年はもつそうです。
帰りは腕が上がらないほどの筋肉痛でしたが、
色々な方との出会いもあり、楽しい一日でした。
(北岡)
- スタッフ(北岡)が最近書いた記事
- 関連記事
-