今週の写樂（34）＜アトリエ中村さん＞

平成20年09月06日　土曜日号

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

“今週の写樂（34）＜アトリエ中村さん＞”

今週の写樂はアトリエ中村さんです。

奥さんは手芸の先生で、ご主人は元お風呂屋（銭湯ではない）の職人です。
埼玉県に工房があって、主に手ぬぐいの断裁、仕上げをお願いしています。
以前はそれ専門の業者に依頼していましたが、試しにやってもらった中村さん
の方が断然仕上げがきれいだったので、今はここにお願いしています。
千趣会で手ぬぐいを販売させていただいた時も「仕上げがきれいですね」
と言って頂きました。

工房では手芸教室もされています。
手ぬぐいのカットには、丸い刃のものを使っています。

まず新しいものに変えて

90cmでカットします。

台紙を入れて定型に折っていきます。
内側がはみ出さないように数ミリずつ調整しながらやるのだそうです。

帯にのりをつけて手ぬぐいに巻きます。

そしてバーコードを貼ります。

端のほつれをていねいにカットしてから

上に程よいおもりを置いて一晩プレスします。
石が重過ぎると手ぬぐいがペッタンコになってしまうのだそう。

するときれいに仕上がります。
手ぬぐい1枚1枚を本当にていねいに仕上げてくださいます。
僕も何枚か手伝いましたが、全部やり直されました。
ご主人曰く「たまに入った店でねー手ぬぐい売ってることがあるんだけどさー、
あんまりきれいに畳んでないんだよねー。そんなとこばっか見ちゃってるよー」
とおっしゃってました。これからも仲良くがんばってください。

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