SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“湯屋”
10月に入って、夜はずいぶん冷え込むようになった京都。
そんな季節になると行きたくなるのは・・・銭湯です!
私の家の近所にはなぜか銭湯がたくさんあります。
北区が市内でも寒冷地域だからでしょうか。
銭湯が大好きな私は、その日の気分によって色んな銭湯に出向くのですが、なかでも1つ、とっても素敵な銭湯をご紹介します。
京都では有名な老舗銭湯です。
場所は、堀川通りから鞍馬口通りを西へ進んだ住宅街にあります。
なんと大正12年創業、船岡温泉です。
外観、渋すぎます。
暖簾をくぐって、料金を払い、脱衣所に入ると・・・なんとまぁ!
豪華でレトロな空間なんです。
まず、天井からは天狗様が見張っておられます。
これは天狗様が牛若丸に武術を教えている様子、だそうです。
壁掛け時計も相当年季が入ってます。
色鮮やかなタイル絵もなんとも可愛らしい!
マジョリカタイルと呼ばれる大正時代にデザインされたタイルだそうです。
仕切りの欄間の透かし彫りも博物館ものです。
そんなレトロ空間を出て、これまたマジョリカタイルいっぱいの廊下を通り、浴室に入ると、広々として意外にとても近代的。
しかも、打たせ湯・ジェットバス・ヒノキ風呂・薬草風呂・サウナ・・とお風呂の種類が豊富!そして、町の銭湯には珍しい露天風呂まであります!
かなり楽しめます。
大きいお風呂でゆーっくり。心身ともに温かくなります。
手軽に味わえる、幸せなひとときです。
これからの季節、きーんと寒い京都の夜にぜひ!
くれぐれも湯ざめには気をつけてくださいね。
(西村)