SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“【SOU・SOU日記】”
直会(なおらい)
先日ご紹介させて頂いた山本三千子さんの本の中の
ひとコーナー。『直会のおはなし』
なかなか興味深かったので今回もご紹介したいと思います。
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「直会」とは、祭礼で神さまに供えた御神酒や神饌を
終わったあとに下げて、参加者がともにいただくことをいうそうです。
神さまに供えたものをいただくことは
神さまの御霊のこもったものをいただくことになります。
直会の語源は「直り合い」
この場合の「直る」は、平常の状態に戻ることを意味するそうです。
精進潔斎をして祭礼にのぞむため、終了後に緊張を解きほぐし
平常(ケ)の状態に戻すためにも直会が必要となる。
わたしたちが、普段何気なく行っている
季節ごとの行事の室礼も「もてなし」「ふるまい」のかたちで
このふるまいの場が直会にあたるそうです。
それぞれの行事では、まず神さまへの感謝の気持ちを物に託して供え、
そのあと、食べ物を下げてみんなでいただく。
こうして「神人共食」することによって
神さまのご加護を頂き、肉体・精神ともに育てることになるそうです。
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そういえば、
小さい頃、神さまへお供えしていたおまんじゅうを
家族の人数分に割って食べていたことを思い出し
あれも直会という大切な行事だったんだな、、、と。
直会は大切な行事とともに、みんなで食卓を囲む
楽しい行事のひとつなんですね。
これからは直会を楽しみながら
年中行事、行って行きたいです。
(戸田)
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