SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“奈良月間”
今月は奈良にご縁のある月です。
先週は東大寺二月堂の修二会(俗に言う“お水取り”)を見に。
そして今週は唐招提寺の蓮の植え替えのお手伝いに。
唐招提寺との関係は、花蓮に魅了されたうちの旦那さんが
「蓮の育て方を教えて下さい」と唐招提寺の門を叩いたのが始まり。
その後毎年、植え替えを手伝わせて頂いていて、
そこに今年初めて参加させて頂いた私。
様々な品種の蓮が揃う唐招提寺では、品種別に鉢が分かれています。
これをひっくり返して蓮根を取り出し、ランナー(伸張地下茎)は処分。
そして新しい土(田んぼの土)を入れた鉢に蓮根を戻すという作業をします。
鉢の中で渦巻き状になった蓮根とランナー(伸張地下茎)の中から、
必要な蓮根だけを取り出すのですが、その際、芽の部分を傷つけないように、
慎重に慎重に、水圧で土を落としながら取り出すわけです。
写真は作業が終了し、鳥よけのネットを張っているところ。
このあと精進料理のお昼ごはんを頂き、少し休憩。
午後は近々行われる写経会のために、御影堂の中の設営作業。
御影堂ではちょうど紅梅が満開。
いい香りに包まれながらの作業となりました。
毛氈を敷き、きれいに磨いた文机を並べ、座布団を干し、
火鉢を出し、灰を漉し、屏風を並べ etc...
3時には作業を終えて、みんなでお茶を。
帰りは久しぶりの肉体労働で肩がガチガチでしたが、
なんとも言えず清々しい春の一日でした。
(北岡)
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