SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“【SOU・SOU日記】”
色は匂へど
奈良が遷都1300年祭で盛り上がっているということで色々巡ってまいりました。
その中の、法隆寺にて
国宝・玉虫厨子に出会い、当時、光輝いていたであろう存在感、
そして壁面の雪山童子の物語に魅せられました。
「<諸行無常 是生滅法 生滅滅巳 寂滅為楽>
このことから、『いろは歌』は生まれたと言われています。」
えっ!!あの歌にそんな意味が含まれているんですか!?
●色は匂へど 散りぬるを
香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。(諸行無常)
●我が世誰そ 常ならむ
この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。(是生滅法)
●有為の奥山 今日越えて
この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて(生滅滅己)
●浅き夢見じ 酔ひもせず
悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。(寂滅為楽)
そして、重ね字なく四十七文字構成、、、
手元の手ぬぐい(文)が神々しくみえました。
(山本)