“花と、緑と、／平木 雄一朗”

梅雨、真っ只中。
しかし晴間があると、日差しは“夏”そのもの。


そこで今年から水撒き要員を、増員ですっ！


■水撒き新人、一人目。小さき魔女、岸上さん

夏場になると、溢れんばかりの水を注ぎます！

SOU・SOUの緑は、すべてが“鉢もの”で構成されています。
そのため、360度、全方向から乾燥し易いのです。


■水撒き新人、二人目。実は朝がちょっと苦手な、椿さん

業界の方が一度は驚く、鉢植の枝垂桜。
桜は、河川敷に植えられる程、水をよく欲する木です。
これを鉢植えにしちゃう、というのは前代未聞で、当時、あ然としたことをよく覚えています。

ほぼ、大きな盆栽です。笑

近隣の地面に植えられたものでさえ、水切れで葉を落とす事もしばしば。
葉一枚落とす事無く、青々と緑をキープできるのも、日々のケアを継続することが大切です。

水を切らさない様に注意し、来年の満開に向け、準備です！


■水撒き新人、三人目。手ぬぐい多用使いの、古川(祥)さん

お客様の通り道に近い木々には、蜂や毛虫が寄らない様にもケアしています。
新芽や成長過程、ほんのちいさな発見も見逃しません。


■学生時代、山を駈けずりまわっていた茶ガール、中西さん

茶を点てる時はクールな中西も、水を撒く時は小動物そのもの。笑
新人たちをうまく束ね、木々をよく熟知し“ここぞ！”って時は、たいへん頼りになる存在です。

さて、本日もどこかで、開花しているかもしれません。




・在釜 ： 冬青 【ソヨゴ】 ちいさな白い花と、赤い実をつけます。
・布袋 ： 桔梗 【キキョウ】 写真は蕾の状態です。あと、二輪の花が開花する予定です。
・わらべぎ ： 梔子 【クチナシ】 ほのかな甘い薫りを、お愉しみください。


残り、半月・・・。
是非、半年間の穢れを取り除いてください！

（植木係 平木）