一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成23年07月10日 日曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“地下足袋の事”

店頭で、またそれ以外でもよく訊かれるのが
「その格好で通勤しているんですか?」
「休みの日もSOU・SOUなんですか?」
という質問。
「そうですよ。」と言っても「信じられない?」と言われる事
ありますが、信じてもらえなくてもそうなんです。
そして
SOU・SOUのOPENと共に東京に出てきて9年と約5ヶ月。
地下足袋がスタートして9年近くになりますが
それ以来ずーっと足元は地下足袋です。
それまでの長ーい間の靴選びの苦労はなんやったんや?というぐらいに私の足に
フィットしてくれた地下足袋。
今はもう作っていないものなどあって、店頭ではなかなか履く機会が
なくなったものも含め、この際一挙に大公開です。
null まずは私のお気に入りの1足。今はもう廃業されてしまった
まるそう産業の「手縫い地下足袋」の赤。
もう毎日毎日来る日も来る日もこれを履いていました。
この足袋はたしか2代目です。
nullnull そしてその他にも大好きな手縫い地下足袋達
null この頃の裏地には職人さんの無事を祈る安全祈願のお守りが。
null20110708-127hangawa2.jpg そして、私が永遠に愛してやまない「半革地下足袋」
販売していた頃からもう追加生産はしていなかったので
サイズが無くなる前にコツコツと買い足し始め、
1足で何年もつか・・・そして私の人生、今後何年ぐらい生きられるか・・?
などと考えながら(笑)結局こんなに増えました。
右の写真は家に帰って半革足袋を脱いだ時、こうやって通気性を良くし
湿気をにがしているのですよ。の図。
足首までピタッとしたタイプが好きなので、比較的5枚以上のコハゼの地下足袋が多いのですが、その中で貴重な3枚コハゼ。
nullnullnullnull 上右は「SOU・SOU×有松鳴海絞り」張正さんの絞り染め。(←唯一私がパールトーン加工をした地下足袋です)  
下のは、今 「SOU・SOU 選sen 青山」 のかかと修理見本として活躍中。
null これまたお気に入りの自力革足袋 右は雨の日用。
null そして「SOU・SOU le coq sportif 」
右の棟梁足袋は極寒のPARIでも強い味方でした。
nullnull つっかけ足袋とマジック足袋。つっかけ足袋は黒が東京店のロッカーにあり
撮影出来ず。足袋靴の写真は撮り忘れました・・。
こうして写真を撮って見てみると、あれ?どこいった?
というものもあり、実家においてあるものもたくさんありそうです。
null null そして・・・記念すべき「SOU・SOU足袋 青山店」の3周年に
催された贅沢な企画!『脇阪克二による手描き地下足袋受注会』で
お客様に便乗させて頂きオーダーした2足の地下足袋。。。
予想をはるかに超えたオーダー数に、脇阪さんがフラフラになってしまった
伝説の企画でした!
null そして最後の写真は、馬毛を使用した自力足袋。
確か、3?4色の中から選んでオーダー出来るという企画だったと
記憶しております。
やっぱりここはいっとかな!と迷わずピンクをオーダー。
それ以来ずーっと下駄箱の奥にしまわれてます。
「いざ!という時に履こー。」と思いつつ・・・いざっていったいいつ?と
たまーに足を通してみるものの、皮が硬くて履いて歩いたら疲れそうやな・・
と。。。でも、これはいいのです。眺めているだけでにんまり
してしまうのですから。
地下足袋を履く生活になってから変わった事。
それは歩くのが楽しくなった事です。
天気が良くて時間があって、荷物が重くなければどこまででも歩けるのでは
ないかと思ってしまいます。
そして、2つ目は冷え性がだいぶ改善されたこと。
冬場は足先が冷たくなって電気毛布で温めないとなかなか眠りに
つけないぐらいの冷え性だった私が、今では足先が冷たいと感じる事もなく
電気毛布もここ何年もしまいっぱなしで出番がありません。
街を歩いていて工事現場に出くわすと、現場のおじさんの足元を次々に見ていって
地下足袋を履いている人を探してしまいます。
今ではいろんな規定があり、爪先に鉄板みたいなのが入った安全靴を履いている方も
多いのですが、たまーに地下足袋を履いている人を見つけると
なんだか嬉しくなってにんまりしてしまう自分がいます。
若い男の子やと「いいぞー。」と思いますし、渋いおじいさんはボロボロ
に履き込まれた地下足袋にその方の歴史を感じます。
あんまりジロジロ見てお仕事の邪魔をしてはいかんので
心の中で、そのおじさんに
「わたしも 履いてますよ。」とメッセージを送ってその場を通り過ぎます。
ご存知の方は少ないかもしれませんが、地下足袋は日本独自の履物ですが
現在はほとんどが中国で作られています。
その中で「まるそう産業」さんのように廃業に追い込まれてしまう会社も
少なくありません。
地下足袋の良さを、もっともっとたくさんの方に知ってもらいたい。
そして、日本人がいつか全員、地下足袋で生活する日がくれば・・・
なんて、夢のような話ですが・・・
いやいや。わかりませんよ。
SOU・SOUがいつか日本の歴史を変える と私は信じてます。

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8 件のコメント

  • すばらしい地下足袋の数々・・私も昨年、数年来気になっていた地下足袋をnetshopで購入し
    今や手放せない存在です。
    もっと早く買っておけば良かった?と思いつつ今やどこへ行くにも地下足袋です。
    本当、私もつま先の冷え性が良くなっていたことに気付きました。
    興味がある人は「どこで買ったのですか」と聞いてくるので良さを分かってもらいたいなーと思いつつ説明しています。

  • kuroneco H23.07.10 01:57:57
  • ご無沙汰です、岡山のからくりすとです。
    僕も7年前に、MA-SU黒の足袋を買ってから、すっかりはまってしまい、雨の日も風の日も、足袋を履き続けています。
    気に入った足袋は自分で修理して(もちろんshoe-gooで)、とことん履いてます。
    岡部コレクション、憧れます。機会があったら一度見せてください。(笑)
    これからも岡山で足袋普及活動に努めて参りま?す!

  • からくりすと H23.07.11 11:13:05
  • kuroneco様
    こんにちは。お久しぶりです!お元気でしょうか。「どこへ行くにも地下足袋」とはありがとうございます。
    私もたまに街で声をかけて頂くことがあります。中には「外反母趾で普通の靴だと足が痛くて、それよさそうね?。」とおっしゃる方も。
    私は最近、体温(平熱)が高くなってきている気がします。血行がよくなっているのでしょうね。
    また、こちらににお越しの際は是非お立ち寄りください。

  • 岡部 H23.07.11 19:50:09
  • からくりすと様
    ご無沙汰しております。お元気そうでなによりです。
    普段は今販売していない物あまりブログには載せない方がいいかな、と思っていましたが今回は思い切って載せてみました。
    下駄箱を整理していると一番奥から昔履いていたヒールの高い靴が出てきて、試しに履いては見ましたが、足の肉がギュ-ーーーーっとなってかわいそうでとても見てられませんでした。(笑)そして、これではもう歩けないな、と思いました。
    修理もご自身でされるとの事。すばらしいですね。私は、かかとがピタッとしたのが好きなのであまりすって歩かないからか、なかなかかかとが減りません。そして上の生地も破れる事がほとんどないのです。
    岡山での足袋普及活動ありがとうございます!とても心強いです。
    また東京にお越しの際は新しくなった青山店
    にも是非お立ち寄りください。
    お待ちしております。

  • 岡部 H23.07.11 20:13:31
  • すごーい!!!!!
    ここまであるとすごーーーーーい!!^^

  • 地下足袋は箱にしまうとコンパクトなので今のところはなんとか下駄箱に収まっておりますが・・・。それでもあふれてしまうのは時間の問題ですね。
    もうすぐ入荷する「貼付まつり足袋」の新色が楽しみな今日この頃です。

  • 岡部 H23.10.03 15:17:06
  • どなたのブログですか?とコメント欄を見て、吉田店長さんですか!
    すごっ!!すごいですね(^^;)
    先日から〇〇ミュージアムと成ってますので、ぜひ、皆さんの蔵出し商品を拝ませていただきたいと。
    圧巻です。

  • よっ! R4.02.01 16:12:57
  • よっ!様
    いつもコメント頂きありがとうございます。
    約11年前の日記でしたね。書いた本人も懐かしく読み返しました。
    地下足袋もサイズが合うものはスタッフや友達にあげたりして数は減りましたが今はもうないまるそう産業さんの手縫い足袋やファンがとても多く履き心地も気に入っていた自力革足袋などは大事に残しています。
    革の地下足袋は新作が出る出るといいつつ遅れていますが楽しみにしてくださっている方、もう少しお待ちくださいませ。
    あと個人的には将来、アーシングが出来る地下足袋が早く出来たらいいな、と。これもまた楽しみです。

  • (吉田 優) R4.02.02 12:56:03

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