平成26年03月25日 火曜日号
“小菊 平成17年”
小さい花が並んでいる模様は
とてもかわいいものだが
今まではあまりつくっていない。
色とりどりの小さい菊を
ふつうに並べてみた。
テキスタイルデザインはこういう
何でもない模様が多く
人に好まれるものだが……。
(脇阪 克二)
平成26年01月25日 土曜日号
“気球散歩 平成17年”
まあるい気球に乗って
大空の散歩に行こう。
森をこえ山をこえ
川に沿って進んでいく。
野原に出ると
緑の中に放牧されている
人や牛の姿が小さく見える。
楽しいし、とても気持がいいだろうなあ。
(脇阪 克二)
平成25年09月21日 土曜日号
“畳 昭和55年”
畳の機能性と美しさには
素晴らしいものがある。
あの足触りの気持よさ
坐っても寝ころんでも適度の
やわらかさと固さがある。
藺草(いぐさ)という植物から
作られていて湿度の高い
日本の気候に順応し
夏は涼しく冬は暖かい。
新しい畳のにおいはすがすがしく
気持がひきしまる。
僕は畳の表面の細かい模様も好きなので
そのイメージでつくりました。
平成25年07月31日 水曜日号
平成25年06月25日 火曜日号
平成25年04月27日 土曜日号
平成25年03月28日 木曜日号
平成25年02月28日 木曜日号
平成24年12月29日 土曜日号
平成24年07月25日 水曜日号
“武将 平成24年”
戦国時代、日々戦に明け暮れていた武士集団。
その大将である武将は、強くたくましく何ものをも
おそれず立ち向かっていく力を求められた。
その力を表わすものとして、武具や衣裳も
それぞれ想いをこらしてつくりあげた。
そんな武将が着たであろう
衣裳の模様を想像して…。
(脇阪 克二)
平成24年06月26日 火曜日号
“夕立 平成24年”
黒い雲が近づいてきたと思うと
あたりが暗くなってくる。
ひやりとした風が過ぎると
大粒の雨がポタポタ落ちはじめ
滝のような雨がふり続く。
一時間ぐらいするとからりと晴れて、
間もなく何事もなかったかの様に
蝉の声が聞こえる。
昔は毎日のように午後に夕立があった。
猛暑の夏もこんな夕立があると助かるのだけれど…。
(脇阪 克二)
平成24年05月25日 金曜日号
“水玉模様 平成24年”
水玉模様のように
シンプルなのにかわいい模様が
他にあるだろうか。
ただ丸が並んでいるだけなのに
とても魅力的。
水玉の大きさや並べ方、
空間のあり方でふんいきが変わり
子どもっぽくも大人っぽくもなる。
水玉模様は
テキスタイルデザインがある限り
僕達の目を楽しませてくれるだろう。
(脇阪 克二)
平成24年01月28日 土曜日号
“霜柱 平成23年”
今は見ることが少なくなった霜柱。
冬の寒い朝、やわらかい土の中の水分が
凍りついて成長し、土がぐっと盛りあがる。
その土をふむとザクッザクッという感じになる。
畑の土はやわらかいのでなりやすい。
僕は京都の街中育ちなので、
実体験はないのだけれど・・・・・・
(脇阪 克二)
平成23年12月31日 土曜日号
“格子 平成23年”
格子の模様は、織物の中ではごく普通の
ものなので、面白いものをつくるのは
むつかしい。
今期の格子も特に目新しいものではない。
ただたび下になった時、地味だけれど
はいてみたいものになるかもしれないと
思っている。
(脇阪 克二)
平成23年11月26日 土曜日号
平成23年05月07日 土曜日号
“新緑 平成23年”
初夏の木々の緑、その葉の新鮮な色が青空に映える。
吹く風が心地よく、寝転んで見上げると
葉が重なり合ってゆれている。
いつまでも見ていたくなるような美しい5月の新緑。
(脇阪 克二)
平成23年04月02日 土曜日号
“窓あかり 平成23年”
暗い夜道を歩いている時、家の窓にあかりが
ついているのを見ると暖かいものを感じる。
家族が食事をしたり、話したりしているのだろうか。
人が生きて生活していることを
窓あかりは感じさせてくれる。
(脇阪 克二)
平成22年04月17日 土曜日号
“SARAと縞 平成19年”
SARAと縞 平成19年
沙羅の木はたくさんの細い枝が上に向かって伸びている。
その中に白い花が点々とついている。
その印象を縞と組み合わせて表現してみた。
(脇阪克二)
平成22年04月03日 土曜日号
“SARA 平成19年”
SARA 平成19年
沙羅双樹の花は夏椿ともいわれ、夏の暑い時に真白く清潔な花をつける。
椿そっくりの形をしているけれど、もう少し小さく清楚な感じがする。
暑い最中に沙羅の木の緑と白く涼やかな花を目にすると、さわやかな高原の風が吹きぬけていく様な心地がする。
(脇阪克二)
平成22年03月27日 土曜日号
“やたかがみ 平成20年”
やたかがみ 平成20年
このテキスタイルデザインは、女子美術大学の校章の八咫鏡(三種の神器の一つ)をモチーフにしています。
大小の変化と並べ方でリズム感を出してみました。
(脇阪克二)